わたねこコーリング

野良プログラマ発、日々のアウトプット

2021年下半期 プライムビデオで観た音楽系コンテンツ

上半期に続き、無事シリーズ化できそうで何よりですw 相変わらずネタバレ御免な内容なので、ご注意を。

オーケストラの少女(字幕版)

1937年作。失業中のトロンボーン奏者の娘が、父とその仲間達を救う為、オーケストラ結成のスポンサー探しを、ひいては有名指揮者に初舞台の指揮を頼み込んで成功させるまでの音楽喜劇。フィラデルフィア管弦楽団とその指揮者レオポルド・ストコフスキーが実名で登場してます。

I Am The Blues アイ・アム・ザ・ブルース(字幕版)

ミシシッピルイジアナで、今でもジュークジョイントでライブサーキットしている老ブルースミュージシャン達のドキュメンタリー。予め知っていた名前はバーバラ・リン等の数人だけだったので、それ程興奮しながら観たという感じじゃなかったけど、伝説的なミュージシャン達が生存している間にこういう記録がなされて多くの人が楽しんでいるってのは善き哉。

プラハモーツァルト 誘惑のマスカレード(字幕版)

モーツァルトプラハに滞在して「ドン・ジョヴァンニ」を書いたという史実をベースにした、制作秘話的フィクション。イケメンなモーツァルトがヒーローよろしく難事件をバババンと解決! 的な爽快エンタメかと思ったら、優男なだけで全く無力だし切れ者そうに見えた悪役男爵は只のスケベオヤジだしと、何とも盛り上がらないままエンディングという印象。

クラーク・シスターズ -First Ladies Of Gospel-

1970〜80年代に活躍した5姉妹ゴスペルグループの伝記映画。星一徹みあるスパルタ母ちゃんと娘たちの確執、グラミー賞獲得による教会と衝突、デニスとトウィンキーの相次ぐ脱退、晩年の再結成等が描かれます。芸能界を生き抜くって本当に大変…

トミー HDリマスター版 (字幕版)

ロックが未だ拡張期だった時代ならではの八方破れな意欲が眩しいでつ。一度くらいは観てると思ってたんだけど、こんな映画だったっけ? という妙な新鮮さがw 筋を深読みするよりは、全員が元気だったフーのメンバーが観られることが嬉しい。エルトン、ティナ・ターナー、クラプトンとゲストも豪華だったんだなぁ。

かげきしょうじょ!! [全13話]

天然系のギフテッド少女が宝塚ライクな歌劇団の養成学校に入学して成長していく群像青春劇。イマドキな軽妙さと小気味良いテンポ感で安心して観られる反面、記憶には残らないかなぁと言ったら意地悪でしょうか。

フレディ・マーキュリー:キング・オブ・クイーン(字幕版)

今まで観てきたフレディドキュメンタリーとさほど変わらない印象。この制作元、同じ取材ソースを元に複数コンテンツを便乗乱造してるのでは、と思いたくなる焦点感の薄さでした。

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(字幕版)

ブルーノート・レコードの復興から現在に至るドキュメンタリー。黄金時代がどれだけ凄かったかとイキるのではなく、ヒップホップを取り込み、ノラ・ジョーンズで新市場を開拓してと、変貌して行くように見えてもファウンダー(アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ)の精神性がそのまま現在でも生きているってのが主旨でしょうか。好感が持てる構成でした。

じっくりと映画を観る精神的な余裕がなかなか無くて、TV アニメばかり観てた一年だったような気がするけど、振り返ってみると音楽モノはそれなりに観てますな。そんな訳で、今年もよろしくお願いします。