私と私の猫の他は誰でも隠し事を持っている

野良プログラマ発、日々のアウトプット

2022年第1四半期 プライムビデオで観た音楽系コンテンツ

今年1〜3月にアマプラで観た音楽系コンテンツの所感というかメモでつ。ネタバレ御免につきご注意を。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(字幕版)

ボブ・ディランも憧れたという伝説的なフォーク SSW、デイヴ・ヴァン・ロンクの自伝をベースにした、売れないフォークシンガーのダメダメな数日を描いた疑似伝記映画。シカゴへの往復はロードムービーふう。ピーター・ポール&マリーやブラザーズ・フォーみたいな登場人物や、ラストシーンでのボブ・ディラン(のような人)登場が胸アツでつ。オスカー・アイザック歌うまい、キャリー・マリガンはビッチでキュート、猫かわいい。コーエン兄弟の「オー、ブラザー!」も観てみたくなりました。

音楽

毎日ヒマを持て余しているヤンキー高校生トリオが思いつきでバンド「古武道」(ベース+ベース+ドラムw)結成、紆余曲折(のようなモノ)を経て地元のロックフェスに立つまでのアニメ映画。とにかく劇中の音楽が「ちゃんとして」ます。例えば実写映画版の「ベック」がコユキの凄さを無音にすることでしか表現できなかったのに対し、本作はちゃんと音を作っていて、それがまた実際素晴らしい。カンを想起させるハンマービートな古武道、批評眼的視座に優れていて演奏テクニックも備えているはっぴいえんどな「古美術」、その他ロック好きにアピールする記号が満載。以前から評判は聞こえてはいましたが、マジで傑作ッス。

ブランカとギター弾き(字幕版)

マニラのスラムで路上生活する孤児の少女と、同じく宿無し盲目路上ギター弾きじいさんが出会い、旅をしながら絆を深めていくロードムービー。ストーリーは正直ピンと来なかったけど、映像的にはフィリピンの街並みが目に美味しかったです。サイデル・ガブテロ演じる少女が歌ったのは「カリノサ」というフィリピン民謡(歌詞は現代ふうにリライトされてる)らしいけど、リズムといい節回しといいペルーのフォルクローレに通じるようであり、興味深かったです。

サンセット・ストリップ ロックンロールの生誕地 (字幕版)

LA の歓楽街、サンセット・ストリップの小史ドキュメンタリー映画(2013年米公開)。ウィスキー・ア・ゴーゴーやロキシーシアターといった有名ライブハウスの名前は知ってても、それらが密集するこの数km程のエリアがカウンターカルチャーのシンボル的な存在だったというのは初めて認識しました。元々はセレブが集う退廃色の濃い夜の社交場だったのが、'60年代からユースカルチャーにシフトして「セックス・ドラッグ・ロックンロール」タウンに変貌。そして'80年代末にオルタネイティヴの台頭でロックが過去の遺物となるとともに衰退して行った、ということですかね。当時のライブ映像が盛り込んである訳でなく、太ってシワだらけになった往年のロックスター達が未練たっぷりに懐古したりステージ(リバイバルフェスか何か?)でイケイケに振る舞う姿が痛々しい。ジョニー・デップキアヌ・リーヴスらが華を添えてなければ、結構物悲しい作品で終わったかもですねー。

という訳で、前回まで半年ペースで纏めてましたがボリューム的に大変なので、四半期毎に書くことにしました。まだまだウォッチリストはパンパンなのでネタが尽きそうにありません。