私と私の猫の他は誰でも隠し事を持っている

野良プログラマ発、日々のアウトプット

ウェブブラウザで HyperCard 名作スタックを楽しむ

Drug Store (山本徹・作)

敬老の日にちなんでインターネット老人会的なネタを。きっかけは12年前につぶやいたこんなツイートに、先日メンションが付いたことでした。

ナウなヤングの方々に説明すると、HyperCard (ハイパーカード)とは主に1990年代、Classic OS 時代のマッキントッシュで隆盛を誇ったマルチメディア(死語)オーサリングソフトウェアで、ウェブのご先祖様みたいなもんです。無料でバンドルされておりプログラミング言語の習得無しにマルチメディアコンテンツ(「スタック」と呼ばれた)の製作が可能で、市井のクリエイター達が多くの優れた作品を創り出しました。日本では絵本作家の山本徹氏が有名で、個人的には「Drug Store(ドラッグ・ストア)」という作品が好きでした。残念ながら HyperCard は OS-X には移植されず、名作スタックの数々は歴史の彼方に埋もれ知る人も少なくなてきた昨今… そこに「Internet Archive (米国のマルチメディア資料保管サービス)で HyperCard、動くよ」とのお知らせだった訳です。山本徹氏の作品はここ↓から閲覧できます。

archive.org

URL にアクセスすると ブラウザ内で旧マッキントッシュが起動してこんな画面が。

なるほど、開いたフォルダーに何やら山本徹氏の作品が集められている模様。「Drug Store Folder」をダブルクリックしてみます。

「Drug Store(English)」をダブルクリック。

スタックが起動されたみたいです。画面をクリックすると…

場面が進んで、森景に佇む妖しい雑貨屋が。ドアをクリックして、冒険の始まりです。

とまぁ、こんな感じで懐かしの HyperCard スタックがウェブブラウザ上で寸分違わず動いちゃってます。メンションツイートをくださった英ゲーム開発者の Matt Sephton さんによると、これは PCE.js という Classic OS をエミュレートする JavaScript プロダクトを使っているとのこと。すげーな… 他にも4000近くのスタックがアーカイブされているようで、軽く懐かし死にしそうです。

自分も当時、細々とスタックを作っていたもので、週刊モーニングに連載してた「帽子男シリーズ」(上野顕太郎・著)でマンガを切り取ってパラパラアニメを作ろう、てな企画があったのでスタックを作って送りつけた思い出が。どうやら応募者は私一人だったようで、めでたく賞品のうえけんさん使い古し冷蔵庫と色紙をゲットしたというオチでしたw Internet Archive への登録は、著作権的にアレなのでちょっと躊躇いますけどね。