わたねこコーリング

野良プログラマ発、日々のアウトプット

2023年第4四半期 プライムビデオで観た音楽系コンテンツ

2024年は元旦から大変なことになってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。わたねこも例年通り昨年最終四半期に観たアマプラ音楽系コンテンツのログでスタートです。ネタバレ御免と頭を下げつつ、今年も良い年になればと。

ブライアン・ウィルソン/約束の旅路 (字幕版)

元 Rolling Stone 編集者による密着インタビューが中心のドキュメンタリー。ずっと精神疾患を患っていた(る?)ブライアンですが、張り付いたような表情で誰とも目も合わせようしない年老いた彼の映像は見ていて辛いし、'80年代以降の不遇なプライベートにフォーカスした箇所は尚更。ゲスト出演スプリングスティーンの「辛い人生を送ってきた人は幸せになるべきだ」という発言に禿同。もっと'60年代の BB5 映像の割合を増やして欲しかったです。

モダンライフ・イズ・ラビッシュ〜ロンドンの泣き虫ギタリスト(字幕版)

レコ屋で出会ったティーンのバンドマンと JD の、十年間の長い春ストーリー。デジタルと大資本が嫌いで拘りばかりが先行して行動力も甲斐性も乏しいという、典型的だめんずのギタリスト君が恋人に愛想を付かされて初めて自己変革に乗り出し、目出度く元の鞘に収まるというお話。最後はちゃんと別れてそれぞれ成長するほうが苦くて良い映画になったんじゃないかって気が。2000年以降の英ロックシーンは良く知らないけど、ブラーやレディオヘッドくらいなら守備範囲内なので、あちこちに散りばめられた薀蓄は何となく分かります。ヒロインがもうちょっと可愛いかったらなぁw

青のオーケストラ [全24話]

オーケストラの指揮者と演奏者が表現を創り上げていく過程には以前から興味がありました。なので、幼少期からバイオリンの英才教育を受けてきたゲゲゲの鬼太郎みたいな髪型の主人公が入学した高校のオーケストラで、「優れたソリスト≠理想の合奏者」というギャップに陥るシーンは期待どおりだったんですが… その後は音楽とはそれ程カンケー無い所で悩んだりキャッキャウフフしたりするライトな青春ドラマですたw 登場人物も皆アク抜きされたみたいな薄味善人で、放映局が NHK だからってそこまで真面目かっ。シーズン2があってもこりゃ観ないかなーという所感ですが、原作読んだらまた印象が変わるのかしら。

マーク・ボラン:名声への運命

グラムロックの雄なのにデヴィッド・ボウイと比べてあまりストーリーが語られない(気がする)マーク・ボランのドキュメンタリー。ピークが過ぎた後にパンクの若手と呼応していた事など、「へー」な情報もあったけど、いかんせん50分という短さに加えて機械翻訳が酷すぎで残念な一作ですた。

チャプター27(字幕版)

ジョン・レノン殺害犯、マーク・チャップマンがハワイからニューヨークに降り立って犯行におよぶまでの3日間を描いたドラマ。これを観たからといって動機がすっきり解明されるという訳でもなく、それなりに誠実で行動力もあるが分裂症気味で視野狭窄なチャップマンの面倒臭い人物像が示されるだけ。タイトルは犯行時に読んでいた「ライ麦でつかまえて」の最終章(26章)の続き、という意味合い? しかし、主役のジャレッド・レトは細身のイケメン俳優な筈だけど、このぽっちゃりオタク体型への役作りはすごいw